社会科に興味のある方必見です

*2学年の社会科学習・授業内容 **太平洋岸の100万人都市 神戸、大阪、京都、名古屋、横浜、川崎、東京 の面白知識、 社会科が好きになるヒント 満載です。 読んで、見ていただきたいこのブログの記事 このブログ右下 月別アーカイブ 2021 (25)をクリック…

中学校社会科の醍醐味

体験的社会科研修のすすめ ・・・一斉授業が輝く 生活者の視点から生きた知識を創る 以下は私が社会科教員退職の前に書いた 実践報告書です。ぜひお読みください。 はじめに 私は本年、令和2年3月31日65歳をもって、 40数年間の社会科教師としての教…

築地はすごいところ

築地はすごいところ! 築地は魚市場としてずっと有名だった。 (豊洲に移転してからも築地ブランドは健在) しかしこの地は明治維新のころ、 銀座より先に煉瓦造りの洋館が立ち並び、 外国人の居留地として栄え、 築地 外国人居留地 2010年2月撮影 青山学院…

中身の濃~い5日間の体験的社会科研修旅行

研修内容については、2019年度東村山市内のある公立中学校で 私が担当していた2学年の 地理的分野、歴史的分野の授業の年間指導計画の中心部分にあたる 主に2学期の単元を対象とした。 はじめに社会科の目標(全体・地理的分野・歴史的分野)の一つ一つを…

8月19日~23日までの5日間の夏休みの体験的社会科研修日記 1

研修内容をより具体的に実感してもらうため 日記風に記述し、 「生きた知識」の実例を豊富に紹介した。 特に「生きた知識」を得ることは面白い ということを実感していただければ幸いである。 5日間の研修日程 8月19日(月) 東京国立博物館(上野) ア…

8月19日~23日までの5日間の夏休みの体験的社会科研修日記 2

都内 アンテナショップ 午後2:00~2:50 都内のとあるアンテナショップが集中するビルの中を見学する。 アンテナショップは現地へ直接行かなくても 都内に散在する全国各地の名産品を見学し、購入し、 それらを教室で実物教材として使用できるところが大きな…

8月19日~23日までの5日間の夏休みの体験的社会科研修日記 3

8月20日(火) 見学時間 午前9:30~12:10 江戸東京博物館 江戸東京博物館 2009年8月撮影 江戸東京博物館では『常設展示総合図録』と『模型で見る江戸東京』 の2冊を購入した。 江戸東京博物館ガイド 2009年8月撮影 これらのガイドブックは実物模型の写真…

8月19日~23日までの5日間の夏休みの体験的社会科研修日記 4

歌舞伎座ギャラリー 見学時間 午後1:30~2:30 過去に元禄文化の授業で作品名、作者名をあげ、 その要点を解説するだけの授業をおこなったとき、 居眠りし、私語をする生徒が続出した。 その後国立劇場で歌舞伎を鑑賞する機会があり、 その感動した場面をもと…

8月19日~23日までの5日間の夏休みの体験的社会科研修日記 5

8月21日(水)午前.5:30自宅発~午後9:40自宅着 神戸⇒大阪⇒京都⇒名古屋 神戸の巻 新幹線を利用して神戸、大阪、京都、名古屋と それぞれの駅を途中下車しながら廻った。 最初の目的地は神戸である。 長い六甲トンネルを抜けて 新神戸駅のホームに降り立っ…

8月19日~23日までの5日間の夏休みの体験的社会科研修日記 6

すぐそばの元町のアーケード商店街を歩いた。 神戸は洋菓子発祥の地として知られ、 東京の百貨店の食料品売り場にも 幾つかある老舗洋菓子の本店の前を通過し 元町商店街 2019年8月撮影 風月堂 2020年8月撮影 ユーハイム 洋菓子店 2020年8月撮影 モロゾフ 洋…

8月19日~23日までの5日間の夏休みの体験的社会科研修日記 7

8月21日(水)午前.5:30自宅発~午後9:40自宅着 神戸⇒大阪⇒京都⇒名古屋 大阪の巻 今回の大阪訪問の主な目的は ①30年ぶりに大阪を訪れるがその変貌ぶりをこの目で確かめること ②主要観光スポットを写真に収めしっかり見学、観察し、想像力を働かせること…

8月19日~23日までの5日間の夏休みの体験的社会科研修日記 8

8月21日(水)午前.5:30自宅発~午後9:40自宅着 神戸⇒大阪⇒京都⇒名古屋 京都・名古屋の巻 新幹線で新神戸・新大阪から京都へ移動するとき 車窓からの景色をみて、 神戸、大阪は超高層ビルが目立つようになったが 京都には高層ビルがないことを改めて実感…

8月19日~23日までの5日間の夏休みの体験的社会科研修日記 9

タクシーの運転手が名古屋駅へ向かう途中 「名古屋は通過地点で 旅行客のほとんどは白川郷、高山方面や、伊勢神宮や南紀へと向かうが、 名古屋で有名な観光地ははっきりいって名古屋城一つです。」 と説明してくれたことが強く印象に残った。 現在鉄筋コンク…

8月19日~23日までの5日間の夏休みの体験的社会科研修日記 10

8月23日(金) 午前5:30自宅発~自宅着午後7:30 熱海⇒横浜⇒川崎 熱海の巻 東京駅7:26分発こだま号で熱海駅8時11分到着。 自宅から東京駅まで1時間20分。 東京駅から熱海駅まで45分間。何という近さ! 結局熱海には5時間ほど滞在した。 熱海見学の…

8月19日~23日までの5日間の夏休みの体験的社会科研修日記 11

最後にMOA美術館を訪れた。 今回の研修旅行でいちばん印象に残ったのがこの美術館である。 熱海の見晴らしの良い山の斜面につくられ、 しかも巨大で洞窟探検気分の薄暗いトンネルの中に 設置されたエスカレーターをいくつも乗り継いで、 まるで天空に向か…

8月19日~23日までの5日間の夏休みの体験的社会科研修日記 12

8月23日(金) 午前5:30自宅発~自宅着午後7:30 熱海⇒横浜⇒川崎 横浜の巻 次の目的地は横浜である。 桜木町駅前から横浜を周遊する赤色の観光バスがあり 桜木町駅前 横浜市内周遊バス あかいくつ 2019年8月撮影 このバスに乗車して「赤レンガ倉庫」前で下…

8月19日~23日までの5日間の夏休みの体験的社会科研修日記 13

様々な点から比較することによって共通点や相違点がいろいろと見えてきそうだ。 この港町の中をそぞろ歩く時間がないのが惜しい。 そのまま地下鉄の元町・中華街駅からみなとみらい線を利用して 川崎の巻 今日最後の目的地、川崎市の武蔵小杉駅へと向かう。 …

「生活者の視点から生きた知識を創る体験的社会科研修」とは何か 1

次に今回の実践報告書のテーマで研修の最大の特色でもある 「生活者の視点から生きた知識を創る体験的社会科研修」とは何か、 その意義や授業づくりへの活用方法などについてもう少し細かく具体的に説明したい。 研修に臨む姿勢 生徒のロールモデルになろう…

「生活者の視点から生きた知識を創る体験的社会科研修」とは何か 2

3.聞き取りを重要視する 昭和59年に私は夏休みの研修で 三浦半島の農業に関する地域調査をしたことがある。 三浦半島の農業の特色は沖合に黒潮が流れ、 その温暖な気候(12月の平均気温は九州の宮崎市とほぼ同じ)を 利用して年三作(同じ土地に夏にス…

「生活者の視点から生きた知識を創る体験的社会科研修」とは何か 3

4.美的感性を磨く 日本地理の地形に関する説明をするとき、 日本は南北に細長く、国土の70%以上が山で、 火山や森林が多く、 日本の河川は短く急であるという特色を持つ。 周りが海に囲まれた島国でもあり、 複雑に入り組んだリアス海岸も多いと 表面的…

「生活者の視点から生きた知識を創る体験的社会科研修」とは何か 4

5.説明力を強化する 社会科の授業はこれから先、 生徒主導型で、話し合い重視の流れが濃厚になると思うが、 入試や進度のことを考えると一斉授業が基本型であることに変わりはないと思う。 一斉授業では教師が説明するケースが多い。 生徒は集中力が持続せ…

「生活者の視点から生きた知識を創る体験的社会科研修」とは何か 5

ブログを作成する 上記の地理や歴史関係の見学スポットを見学した後、 記録を保存しておく必要がある。 ただしまっておく保存では意味がないので、 これらの体験から得られた生きた知識をもとに授業に使える資料を作り、 教材化を図るようにしている。 また…

「生活者の視点から生きた知識を創る体験的社会科研修」とは何か 6

生きた知識をどのように習得させ、活用させるか 私の考えはいたってシンプルである、 教える教材の中身(生きた知識が核)が充実していれば、 基本的にはその教師に合った授業方法で展開すれば良い という考えである。 ただし私の場合の授業形態は一斉授業が…

「生活者の視点から生きた知識を創る体験的社会科研修」とは何か 7

中学生にすすめる社会科関係の本を探す 生徒に授業以外の日常生活で本を読む習慣を身に着けさせるためには まず教師自らが中学生向けの興味をもって読めるような本を探して それらを紹介しなければならないと思うようになった。 私は2019年の夏休みに計6回…

「生活者の視点から生きた知識を創る体験的社会科研修」とは何か 8

中学生にすすめる社会科関係推薦図書 私が選んだ中学生にすすめる文庫 1 花神 司馬遼太郎 新潮文庫 2 関ケ原 司馬遼太郎 新潮文庫 3 世に棲む日々 司馬遼太郎 文春文庫 4 坂の上の雲 司馬遼太郎 文春文庫 5 龍馬がゆく 司馬遼太郎 文春文庫 6 高熱隧道 吉村…

「生活者の視点から生きた知識を創る体験的社会科研修」とは何か 9ラスト

さいごに この原稿を書いている現時点のことであるが、 私は今年8月実施予定の通訳案内士の資格試験をめざして受験勉強中である。 昨年度の試験は2次試験不合格となり、再挑戦することにした。 その勉強をしていてわかったことであるが、 参考書や関連書籍…