8月19日~23日までの5日間の夏休みの体験的社会科研修日記 12

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8月23日(金)  午前5:30自宅発~自宅着午後7:30  

熱海⇒横浜⇒川崎

横浜の巻

 

次の目的地は横浜である。

桜木町駅前から横浜を周遊する赤色の観光バスがあり

 

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桜木町駅前 横浜市内周遊バス あかいくつ  2019年8月撮影

このバスに乗車して「赤レンガ倉庫」前で下車する。

 

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救命ボートが見える?

 

横浜港 豪華客船 ダイヤモンドプリンセス号(新型コロナ感染前)2019年8月撮影

 クルーズ船の人気が年々高まり、寄港回数2014年まで横浜港は1位だった。現在4位

 博多港が1位(中国を中心とするアジア方面の旅客が急増したことによる)

 

目の前に巨大な豪華客船が停泊していて早速その全景を写真に収めた。

水深が深くないとこのような巨大な船は港に入ることができない。

(ペリー黒船サスケハナ2450トン、豪華客船11万5875トン)

これは授業の導入部分で使えるかな。

赤レンガ倉庫は横浜の観光スポットで一番人気があり、

倉庫の中はショッピングモールになっていて

とても混んでいた。

ところで赤レンガ倉庫はもともと何のために使用されたか

知らない若者が多いのではないか。

 

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赤レンガ倉庫と歴史を感じさせる重厚な煉瓦   2019年8月撮影

 

 

出入り口の薄暗い一角の古びた重厚なレンガ一つ一つに

港町横浜の歴史が潜んでいる。

(世界最大の輸出品の生糸が

富岡製糸場などの養蚕・製糸業がさかんな地域から運び込まれ

、倉庫の中に見渡す限り山と積まれ、外貨獲得に貢献した)

 

このような観光スポットは歴史的な名所となっているところも多い。

これから先、観光旅行するとき、観光名所の下調べ、

旅行後も気になったことを調べるようにすれば、

知的好奇心が刺激され、新しい発見や

より深い感動が得られるようになることを生徒に気づかせたい。

次に日本大通りにある横浜開港資料館

(敷地内は日米和親条約の締結交渉が行われ、

周辺は築地や神戸と同じように外国人居留地があったところ)を訪れた。

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横浜開港資料館 日本はこの敷地内で1854年ペリーと日米和親条約を結び   2020年7月撮影
        下田、函館を開き、鎖国をやめ開国した

 

 

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日本大通り この通りをはさんで左側が外国人居留地

右側が日本人の住宅地だった。    2019年8月撮影

 

ペリーが来航してからの横浜の発展の様子が

貴重な写真や地図などの展示物をもとに興味深く、わかりやすく説明してある。

新学習指導要領には

「近代国家の基礎がととのえられていった過程と人々の生活の変化を理解させる。」

とあるが江戸時代農業国だった日本がどのようにして短い期間に

近代国家、工業国へと成長できたのかの原点が開港期の横浜にあるということを

あらためて実感させてくれる貴重な資料館である。

かつてさびしい漁村だった横浜の地に

外国人居留地ができてからの発展がめざましい。

洋館が増え、外国人の商人や貿易関係の業者がどのような生活を送り、

日本人と交流していたかの資料を入手。

そして『横浜の歴史あれこれQA』を購入する。

 

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今や大阪を抜いて370万人の大都市に成長、発展をとげた秘密をもっと探りたくなり、

関係資料を地下の閲覧室でカラー、白黒合わせA3版で20枚ほど入手できた。

そのあと中華街まで歩く、

神戸の中華街に比べて横浜の中華街は大きく堂々としている。

神戸と同じ元町という地名があるのも興味深い。

神戸も横浜も同じ港町から発展した大都市である。

 

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 元町・中華街駅  地下鉄             横浜中華街 入り口   2020年7月撮影