8月19日~23日までの5日間の夏休みの体験的社会科研修日記 1

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研修内容をより具体的に実感してもらうため

日記風に記述し、

「生きた知識」の実例を豊富に紹介した。

特に「生きた知識」を得ることは面白い

ということを実感していただければ幸いである。

 

5日間の研修日程                    

8月19日(月) 東京国立博物館(上野)  アンテナショップ(都内)

8月20日(火) 江戸東京博物館(両国)  歌舞伎座ギャラリー(東銀座)

8月21日(水) 神戸⇒大阪⇒京都⇒名古屋

8月22日(木) 東村山ふるさと歴史館    大型書店(立川)

8月23日(金) 熱海⇒横浜⇒川

 

8月19日(月) 見学時間 午前10:0012:30  東京国立博物館

東京国立博物館は国宝が89も所蔵され、

これは全国一の密度を誇る。

最初にガイドブック『一歩近づいて見る日本の美術』を購入した。

館内は一日では回り切れないほど広く、

今日は特に江戸時代の美術を中心に

なかでも浮世絵に的をしぼって見学した。

 

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東京国立博物館 本館 :屋根は瓦屋根風の日本風、外観は洋風  2009年12月撮影

      ほかに敷地内6つのユニークなデザインの建物の中に計2000点を常時展示公開

写真撮影の2009年、来館者数当時世界トップを記録した「阿修羅展」開催期間3か月間で

90万人以上、さすが「阿修羅像」は集客力日本一のすさまじい人気の仏像

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表慶館

 

葛飾北斎歌川広重の浮世絵は世界的にも評価が高いが、

なぜかこのような有名な浮世絵作品は

いままで一つも国宝の指定を受けていない。

江戸時代の後期、庶民の高い需要に応じて

大量印刷が可能となり、

複製画が多いからか?

しかし、浮世絵の元祖といわれる菱川師宣の「見返り美人図」

はそうした木版画ではなく肉質画である。

この手書きの着物姿の独特の質感のある美しさは

到底教科書の写真では味わえない。

 ほかにも多くの名品と対面しながら

「美しいものを美しいと感じる」

感性を磨くことの大切さを

ひしひしと感じる。

生徒が実際に博物館に足を運びたくなるように

これらの作品の素晴らしさをどのように表現したら良いかを考えさせられた。

 今回は音声ガイドも借りた。

総じて学問的見地からの格調高い解説であった。

 

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東京国立博物館(愛称トーハク)のガイドブック 

右のハンドブック表紙をめくると

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なんと「見返り美人図」があらわれる。